フィンランドからの贈り物

フィンランドは幸福度ランキング1位の国とも言われており福祉大国です。

今回、フィンランドのネウボラをモデルにアプリケーションを開発されているLayetteの日本語版導入にむけ、助産師として医療監修をさせていただいております。

ネウボラは、日本でいうと保健師さんと助産師さんの役割をしてくれるシステムで妊娠から学童期の子育てまでの支援を行います。

日本は縦割り社会、医療の世界も病院、地域での分断がある現実・・・

地域も子育て支援、障害福祉と管轄が分かれすぎて、現状として本当の意味での「寄り添うケア」を難しくされています。

本当は、「寄り添う」という単純なことではあるのですが、日本では色々な決まり事が複雑な状態を生み出しているようにも思います。

フィンランドでは60年前からネウボラのシステムがあり、妊娠したら寄り添う医療者が傍にいて、早期から信頼関係を築くため

虐待はほとんどなく、子育て中の女性が働くことも当たり前とのこと。

現在、私は訪問看護師として子どもたちがより良い環境で、お母さんたちが少ない資源の中で少しでも育児しやすくするために、行政に掛け合ったりすることが多々ありますが「つなげる」ことに四苦八苦することのほうが多くあります。

まずは妊娠した女性、そしてお母さん、お父さんになった方々が「安心・信頼できる情報」を得ることのできる環境づくりを一歩づつ進めていけたらと思っています。

今回、アプリケーション開発をしている助産師のクリスティーナと亜美さんが来日されオフィスを訪ねてくれました。

そして、フィンランドの素敵なシステムをお話しいただき、日本の現状も知っていただきました。

ダイジョブstaff、産後ケアセンターの助産師も共に現実を受け止めながら、お母さんや子どもたちのために何をすべきか!!沢山夢も語らうことができました。

フィンランドの子育ての幸福度が日本にも伝播するよう

ダイジョブもこの絆を大切にしながら、安心して子育てできる環境づくりを目指していきたいと思っています。

私たちが一番大切にしている「丁寧に寄り添う」を発進していくことで日本のこの現状を変化させることができたら素敵ですね。

この課題は、「フィンランドからの贈り物」として大切に荷ほどきしていきます。

 

 

 

 

 

 

2019年2月27日 | カテゴリー : 未分類