ひまわりのような母たち

2021年に入りダイジョブの5年目を迎えます。

0歳児から介入している子どもたちも4歳を迎える!!最近はおしゃべりをできるようになったり自分の意思を自分なりに伝えてきたり成長を感じる毎日です。

退院当初は必死だったご家族も前を向いて一歩一歩進んでいます。

昨日、ダイジョブの運営団体「難病の子どもとその家族へ夢を」の大住代表が手がけている

女性和太鼓奏団「ひまわりのやうに」の和太鼓を披露するイベントがありお手伝いに行ってきました。ひまわりのメンバーは、ウィッシュバケーションに参加した全国のお母さまたちです。

我が子の闘病生活を支えている母、我が子を見送った母、人が「生きる」とうことに向き合ってきた母たちです。

ひまわりの太鼓を聴くといつも何故か涙が溢れてしまいます。

こんなに心に響いてくるのは何でなんだろう・・・?

一人一人が太鼓を叩き、手をぐっと上げて天を見上げる姿がとても美しい!

そして、太鼓の音が「生きる」音に聴こえてくるのです。助産師である私は、赤ちゃんがこの世に生まれてくるときに「赤ちゃんが頑張ってる!大丈夫!」と胎児の心音を頼りにしてお産を介助していました。

太鼓の音が心音に聴こえてくるんです。

その音をかっこよく奏でる「いのちに向き合ってきた母たち」

我が子を想いながら奏でる太鼓の音「生きる音」なのでしょう。

一人一人に乗り越えてきた人生のストーリーがあるから心にバンバンに響いてくるのかもしれません。

ひまわりのメンバーは、太鼓を叩く前は普通のお母ちゃんだけれど、スポットライトを浴びると一機に変身します。

ひまわりは、おひさまの光の方に顔を上げて大きな花を咲かせます。

この母たちが「生きる」をしっかり感じて「いのち」の尊さ、ひまわりが咲くように前に向かって進む大切さを伝えています。

ダイジョブの母たちも、今、子どもの「いのち・生きる」に向かい合うことに必死ですが

「自分」を大切にすることが少しでもできるように一緒に進んでいけたらと思います。

これからのダイジョブは、子どものケアはもっともっと良きものにする!

そして、もっともっと母たちがひまわりのような力強さと元気一杯の笑顔で過ごせるように寄り添う!

そんな風変りな訪問看護ステーションに育てていきたいと思っています。

 

2021年3月21日 | カテゴリー : 未分類

2020年の思い出~ふれあいの大切さ~

2020年は新型コロナウィルスで不安な春のスタート。

ダイジョブも春はやや訪問を制限しながらダイジョブキッズ&ファミリー、そしてスタッフを守ることに必死でした。

しかし、時間が経つと不思議なものでコロナは不安ばかりでなく私たちに気づかせてくれたことも沢山ありました。

感染に対して家族も私たち医療者も対策をすることができ風邪を引く子どもが少なかった印象をうけています。これは皆が頑張った成果です。

あとは、パパさんたちのリモートワークや学校の休暇により家族と過ごす時間が増えたことで子どもたちにとっては「嬉しい時間」もしかしたらママは大変だったかもしれませんが、パパとごきょうだいの刺激でぐーんと成長をした子どもたちが多かったのです。

この姿を見ていると、子どもたちにとって「人とのふれあい」が大切であることを改めて実感させられました。コロナにより、三密に気をつけるよう忠告があり「ふれあい」が遠ざかった一年でしたが、「家族の密」は大切であることを学ぶことができました。

ダイジョブでは、2020年ファミリー同士の交流。

ダイジョブの運営団体Hope&Wishが沖縄にレスパイト施設「青と碧と白と沖縄」を開設し沖縄でのイベントも行う予定でしたが全て中止となり、次に先送りになってしまいました。

ただ、1つスノーホワイトプログラムとして家族写真撮影を行えました。

18トリソミーのみーちゃんの一歳記念

生きている証を残していきたい!とご両親からの希望もあり皆でお祝いできました。家族皆でお出かけできたことが嬉しくてお兄ちゃんが「今日は皆でお出かけさせてくれてありがとうございます」と駆け寄ってくれたことが本当に嬉しかったです。

私たちにとっても、とても素敵な時間になりました。改めてみーちゃんファミリーに感謝です。

2020年は「我慢の一年」でしたが、2021年は「一緒に楽しむ」一年にしていきたいと思います。

スタッフ皆で、これまでと変わらず

コロナを吹っ飛ばすくらいの笑顔を届けて参ります。

2020年。 マスクや医療物品をご寄付いただいた方々、応援のメッセージを送っていただいた方々に

感謝申し上げます。また来年もこのツナガリを大切にして参ります。

これからも応援をよろしくお願い致します。

 

 

2020年12月29日 | カテゴリー : 未分類

スタッフの温かさ

スタッフの成長をブログに書くなんて親バカのようですが(笑)

最近、改めてうちのスタッフは心あるナースばかりだな☆と嬉しい日が続いています。

今日は、CVポート(点滴をするための処置)を持っているお子さまのお家に同行をさせてもらいました。この夏、点滴を保持するためにテープで保護しているお子さまの皮膚トラブルは絶えませんでした。

そこで、スタッフが午前中にお風呂に入れて点滴を抜いて数時間テープを張らずに保湿するような皮膚ケアをしてみてはどうか?

そして、夕方点滴を刺しにいけば皮膚が改善するのでは?と提案してくれたのです。

子どもたちやご両親がそれで不安なく過ごせるならやってみよう!!

今日はそのチャレンジの第一日目でした。

朝、担当スタッフがお風呂に入れて帰ろうとすると

ダイジョブキッズは「夕方、忘れないで来てね!」と言っていたそうです。

点滴する時は、いつも大泣きなのに(笑)偉いキッズ!!

夕方、私もお家へ一緒に伺うとキッズが玄関までお出迎えして

「ほかっちー(スタッフ)これできたんだよ」とスタッフに駆け寄ってきてピッタリくっついて、朝一緒に作成したビーズのお人形を見せてくれました。

スタッフも「できたんだー!可愛い」と喜んでいます。

スタッフとキッズの会話を聞いていると、凄く心が通じ合っていることが伝わってきて嬉しくなりました。夕方は、お姉ちゃんもいて賑やかな時間!!お姉ちゃんも待っていてくれたみたいです。

スタッフのことが大好き!という気持ちが伝わってきました。

キッズは、スタッフと私にひそひそ声で

「ねえねえ、三人で点滴刺してママをビックリさせようよ」と言うのです。

いつも怖がる点滴なのに(笑)

私たちは「よしよし!!ママが来る前に済ませてしまおう!驚かせよう」と点滴の準備をしました。

いざ、点滴を刺すと大泣きでしたが精一杯頑張ったキッズ☆

今日は数時間点滴なしで自由に過ごせたことが嬉しかったようです。

本当にいいお顔でした。ママも緊張しない時間ができて嬉しかった様子。

私は時々しか様子を見に行けないけれど、スタッフがきちんとキッズの身体に向き合って計画してくれた。そして、ご家族も凄く喜んでくれていた。これが在宅看護だなあと改めて気づかされました。

やっぱり、うちのスタッフは凄い!!自慢できるスタッフばかりだわ☆嬉しくなったエピソードでした。

子どもたち、ご家族の心と身体と生活に真剣に向き合うこのダイジョブのスタイルはずっとずっと続けていきたいと心に誓いました。

これからも優しい時間を創って参ります

 

2020年9月8日 | カテゴリー : 未分類

ダイジョブキッズの作戦!!

可愛い可愛いうちのステーションのアイドルの大笑いしたお話し!

来年、就学を迎えるしんちゃん。
今は、自分で導尿ができるようにダイジョブスタッフと練習しています。最近は、技術にも磨きがかかってきました。
先日、就学の打ち合わせをするためしんちゃんの外来に付き添いをしました。
しんちゃんとママと外来で待ち合わせすると何だか表情が乏しい…。

ママは熱があるかもとドキドキしていたようですが。

私は、騙されません笑

しんちゃんがチラリと見せる顔には元気印があるのです。
先週は、外来で注射がある!と思い。
しんちゃんは、ダンスをして熱を上あげ、コロナ対策のセンサーに引っかかって受診延期に…
ママは、えー!なんでー!と渋々引き上げることに。

これは・・・しんちゃんの作戦だったのです。

泌尿器科で診察が終わり、小児科までしんちゃんと2人で移動してるときに2人でお話ししました。
私:「しんちゃん、今日は注射があると思って熱あるフリした?」
しんちゃん:「うん!だって病院来ると注射があるって思うんだもん」
私:「そっかー。そうだよなあ。病院来るとそう思っちゃうよね」
しんちゃん:「うん、注射嫌いなの・・・(二ヤリ) ばれた?」
とケラケラ笑いながら答えてくれました。

そして、小児科につくと担当の看護師さんに
「今日は、熱はないよー」と元気笑顔でご挨拶。
この笑顔がたまらないんです。

看護師さんも大笑いで「今日は、ダンスしなかった?お熱大丈夫ね!偉い!」
と褒められてさらにニコニコさん。

ぴょん吉くんのTシャツがお似合い!
今日の訪問で、しんちゃんの帰りを待っていると
ママの運転する自転車の後ろでTシャツに手を入れてぴょん吉君を演じてました。
訪問前から爆笑!です。

お兄さんになっていくしんちゃんにママと共に作戦負けしないように私も頑張らねば!と気合いを入れた時間でした。
ママ❣️しんちゃんの奥の手に負けないように
一緒に頑張りましょう笑

医療ケア児が小学校へ入学するにはいろいろな壁があります。

でも、1つ1つ理解してもらい医療ケアがあってもこうして作戦までたてることができる賢い子を普通に教育が受けれるようにしていきたいです。

2020年9月4日 | カテゴリー : 未分類

子どもと家族の最高の伴走者

お天気が不安定な梅雨の時期

子どもたちの体調も何だか不安定になったり・・・

ママたちもお顔をみるとお疲れ気味。梅雨が明けるまではもう少し辛抱です。

ぱっとお空が晴れないときは、ぱ~っと私たちが笑わせる!!それも訪問看護の大切なコト

先日、全国障害者問題研究会から出されている「みんなのねがい」という雑誌の

【人として】というページに投稿させていただきました。

2020年1月から半年間続けていたしんぶん記事を読んで共感いただき依頼いただきました。

共感いただきとても嬉しかったです。

ダイジョブの大切にしているコト
私がこれまで子供たちやご家族に教わったことが
どんどんカタチになってきています。

私は、これまで看護師&助産師として色々と経験させていただき
失敗も沢山あった
でもそれに負けないくらい
沢山良き出会いといいコトがあった
だから

芯はしっかりと
でも、優しく変化しながら
ツナガリができています。

良い形で変化していくことはとっても大切なコトです。

いま、を大切に一歩一歩
支えてくれている人たちに感謝しながら
そして一緒に楽しみながら進んで参ります。

この雑誌は私も初めて知った雑誌でしたが、内容もとても面白いです。

お手をとる機会があれば読んでみてくださいね

2020年7月14日 | カテゴリー : 未分類