えがおのストーリー
小児在宅ケア研修会Vo1
人と人として
秋めいてきた気持ちの良い季節となりました。
ダイジョブファミリーもキッズも元気にスクスク成長して嬉しい時間を過ごさせていただいております。
最近は、キッズがそれぞれのペースで成長をして、私たちに自分の想いや希望を伝えてくれるようになりました。
みんなそれぞれの表現の仕方で自己主張ができることを楽しませていただける♡
お話しができる子は自分の言葉で伝えてくる。
お話しができない子は精一杯身体や手先を使いジェスチャーで伝えてくる
身体が動かせない子は、目を動かしたりや呼吸の仕方で伝えてくる!
こうした自己主張を感じとりマッチングすると信頼が生まれてきます。
そしてキッズがさらに成長し安心して過ごせる環境をご家族と共に創ることができるのです。
ご家族もこうして安心した環境を手に入れると社会へ一歩足を踏み入れ始めます。
その姿を見ることは、私たちにとってとても嬉しいと同時に次の課題へとぶつかり次の一歩はどうしようか?と欲も出てきてしまいます。
私たちスタッフも一緒に成長していかなければなりません。
ダイジョブファミリーやダイジョブのstaffに「いま、教えてもらっていること」
それは「人と人として」関わることです。
看護師として身体を観察する!身体の声を聴くことは大切。
次は、僕が聴くね♡
お互いの鼓動を確かめ合い、笑顔一杯になる。
こんなコミュニケーションが大好きです。
私たちのコトも知ってもらうと少し心の扉を開いてくれます。
ここからは、看護師さんではなく「人の人として会話」をして、色んな想いを聴く!
ここに、お母さんやお父さん、きょうだいも語らう。
想いを聴いたら看護師としての力を発揮する!
在宅で小児看護をする面白さだと感じています。
相手が何を求めているのか、本当の想いはどんなコトなのか?
じっくり聴いて、想いを感じて、ツナゲル
これを大切に私たちが育んでいくことが「社会へツナゲル一歩かな??」と最近感じていることです。
これから、どんなカタチに変化していくのか?どんな気づきを築き上げるのか?
子どもたちもご家族も自分たち自身を大切にしていくコトができるような寄り添いを続けていきたいと思っています。
手をつないで世界を広げよう
さくらの季節があっという間に過ぎて、アジサイの季節になりました。
今年は、暑い夏になりそうですね。
ダイジョブは5年目に突入、小さかったキッズたちが保育園や小学校へ通うことになり
春は戦いの季節でした。
医療ケアがある子どもが支援学校でなく、地域の普通級に通うために1年間かけて準備し、めでたく入学することができました。入学したことがゴールではないので、小学校一年生になったキッズは休み時間に医療ケアをするためにお友達との時間を裂かなければならない。その子なりに必死に戦っています。その子を見守る母もこれまでは、母が必死にその子の体調を守り、保育園に色々交渉をし頑張ってきたので、小学校というまた新たな世界にドギマギしながら頑張っています。
まだまだ、医療ケアのレベルによっては学校の普通級に進学するには壁がある現実・・・
それでも、10年前よりも行政の方や学校の先生方が理解を示してくれるようになってきました。
訪問看護ステーションの訪問看護師が学校へ出向き指導することは、医療保険ではまかなえないこともあり、ほぼボランティアもしくはご家族の自費負担になってしまいます。
小さな頃から子どもたちの成長をみて、ご両親の伴走者となっている私たち訪問看護師が現実問題をしっかり把握すること!いまの問題は?をきちんと整理することは小児を専門とする訪問看護師にとって大切コトです。
ダイジョブstaffの次のステップとして、子どものために!迷いに迷っているお母さんのためにひとつづつ社会への扉を開いて「これでよかった」と自信をもって生きていけるように関わりを持つことを掲げていこうと思っています。
このためには、私たちでなく子どもと家族を取り囲む地域の人や教育現場の先生方と手をとりあっていくことが必要です。
先日、学校で入学後の状況やケア方法を統一する会を行いました。
教育の現場も初めてのことで戸惑いもあったようです。
こうした、顔を合わせて話をすることでたくさんの現状が見えてきました。
不安で一杯のお母さんに校長先生が「お母さんの肩に背負っている荷物を降ろしていこう」
そんな言葉がけをしてくださいました。まだまだお母さんは、不安でその言葉が耳に入ってはいなかったけれど。その言葉を聞けて「よし、学校と手をつないでこの子も母も楽しい社会になるように寄り添っていくぞ」そう心に誓いました。
家族だけで頑張るのではない!身近で一緒に育児をしている私たちが協力する!
今年の春は、訪問看護師が協力することで子どもの世界が広がることを学ばせていただきました。
ダイジョブキッズが成長する毎に、私たちも1つ1つ成長させていただけております。
医療ケアもその子の個性!子どもたち一人一人の個性を大切に・・・
みんなで手をつないでその子の世界を広げていきたいです。