手をつないで世界を広げよう

さくらの季節があっという間に過ぎて、アジサイの季節になりました。

今年は、暑い夏になりそうですね。

ダイジョブは5年目に突入、小さかったキッズたちが保育園や小学校へ通うことになり

春は戦いの季節でした。

医療ケアがある子どもが支援学校でなく、地域の普通級に通うために1年間かけて準備し、めでたく入学することができました。入学したことがゴールではないので、小学校一年生になったキッズは休み時間に医療ケアをするためにお友達との時間を裂かなければならない。その子なりに必死に戦っています。その子を見守る母もこれまでは、母が必死にその子の体調を守り、保育園に色々交渉をし頑張ってきたので、小学校というまた新たな世界にドギマギしながら頑張っています。

まだまだ、医療ケアのレベルによっては学校の普通級に進学するには壁がある現実・・・

それでも、10年前よりも行政の方や学校の先生方が理解を示してくれるようになってきました。

訪問看護ステーションの訪問看護師が学校へ出向き指導することは、医療保険ではまかなえないこともあり、ほぼボランティアもしくはご家族の自費負担になってしまいます。

小さな頃から子どもたちの成長をみて、ご両親の伴走者となっている私たち訪問看護師が現実問題をしっかり把握すること!いまの問題は?をきちんと整理することは小児を専門とする訪問看護師にとって大切コトです。

ダイジョブstaffの次のステップとして、子どものために!迷いに迷っているお母さんのためにひとつづつ社会への扉を開いて「これでよかった」と自信をもって生きていけるように関わりを持つことを掲げていこうと思っています。

このためには、私たちでなく子どもと家族を取り囲む地域の人や教育現場の先生方と手をとりあっていくことが必要です。

先日、学校で入学後の状況やケア方法を統一する会を行いました。

教育の現場も初めてのことで戸惑いもあったようです。

こうした、顔を合わせて話をすることでたくさんの現状が見えてきました。

不安で一杯のお母さんに校長先生が「お母さんの肩に背負っている荷物を降ろしていこう」

そんな言葉がけをしてくださいました。まだまだお母さんは、不安でその言葉が耳に入ってはいなかったけれど。その言葉を聞けて「よし、学校と手をつないでこの子も母も楽しい社会になるように寄り添っていくぞ」そう心に誓いました。

家族だけで頑張るのではない!身近で一緒に育児をしている私たちが協力する!

今年の春は、訪問看護師が協力することで子どもの世界が広がることを学ばせていただきました。

ダイジョブキッズが成長する毎に、私たちも1つ1つ成長させていただけております。

医療ケアもその子の個性!子どもたち一人一人の個性を大切に・・・

みんなで手をつないでその子の世界を広げていきたいです。

2021年5月28日 | カテゴリー : 未分類