お座りできたよ!

  

産まれてから7ヶ月目に病院を退院し、はじめて“お家”に戻ってくることができた ともちゃん(1歳)。
入院中の5か月間、人工呼吸器を使って小さな身体で色々な治療を乗り越えてきました。
お父さん・お母さんも心配の絶えない毎日だったことでしょう。
退院してからも呼吸の状態がなかなか落ち着かないため入退院を繰り返しています。

先日再入院から落ち着いてお家へ帰ってきた日の出来事!
私は、お母さんと今回の入院の時の状況と、ともちゃんの身体の状態について真剣に話していました。お母さんは、これからの心配と不安な気持ちを沢山話してくれていました。そんな中、ともちゃんはお母さんの膝の上でお座り抱っこされて私たちの会話の状況をキョロッ!キョロッ!と確認しています。「そろそろ私の相手してくれないの?」という感じで訴え始めたため、私がおもちゃでともちゃんをあやし、お母さんがお膝からともちゃんを降ろして少し手を離すと・・・「あれ??自分でお座りしてる!!」
お母さんは「え??ともちゃんすご~いお座りできてる!!」心配顔が一気に興奮と笑顔に変化。ともちゃんはキョロッ!キョロッ!と真顔で私たちの表情を確認して上手にバランスをとりながら自分でお座りし、ニコッっと笑顔。
しんみりとしていた雰囲気が一機に明るく楽しい雰囲気に変わりました。
ともちゃんがお母さんの緊張を緩めてくれたのです!!

この日は、子どもたちの成長や反応が、お父さん・お母さんの「頑張る力」を奮い立たせてくれている。「親子の絆」を感じた一日でした。
私たち訪問看護師はこの絆を「気づき、築ける」ように、子どもとご家族の日常の中の「変化」や「成長」を一つ一つ大切に関わらせていただきたいと思っています。

2018年10月26日 | カテゴリー : 未分類